天然精油にこだわり、⽇常にアロマテラピーを取り⼊れやすいアイテムを制作している、⽶⼦市のFloatさん。
SHIMATORIでも、店頭・オンラインショップともに根強いファンがたくさんいらっしゃいます。

今回は、大山町にあるFloatさんのアトリエにスタッフが訪問。
長年のキャリアの中での考え方の変化や、商品づくりへの思いなどをたっぷり伺いました。

前半の記事では、スタッフの香りのワークショップ体験の様子をご紹介します！

Float 牧野秀美さん
＜プロフィール＞
2003年よりクリニックと提携し、マタニティや不妊外来、⼥性外来の患者さんを中⼼に施術に関わる。
また、イベントやワークショップ、日本アロマ環境協会インストラクター、セラピストの講師としてアロマテラピーの普及に努めた。
植物の恵みである精油をもっと安全に、もっと身近に、もっと取り入れやすく
日々使いやすい形で提案したいという思いから2011年より香りのアイテムを企画。
活躍は山陰にとどまらず、東京や関西などさまざまな会場で企画展やワークショップを開催している。

◆自分の心の声から組み立てる香りのワークショップ
長年、クリニックで施術にかかわっていたこともあり、はじめはアロマの効能にフォーカスして考えることが多かった牧野さん。
経験を積むにつれ、「効能も大事だけれど、自分がリラックスする香りが一番」という考え方に変化していったそう。

そのときヒントになったのが、アロマテラピーとも深い関係し関連する本も多い「占星術」やチャクラと結び付ける考え方。

今回は、これらの考え方を取り入れた、香りのワークショップを体験しました。

◆月星座×アロマの関係
普段、私たちがよく親しんでいる「星座占い」は生年月日のみで分類される「太陽星座」ですが、さらに生まれた時間も加えて分類されるのが「月星座」です。
太陽星座は「外で頑張る自分」をあらわしている一方、月星座があらわしているのは「リラックスしているときの自分の本音」。
この、「自分の本音」の部分を大切にしてあげることで、ストレス解消にもなるそうです。
さらに、ホロスコープの「土」「水」「火」「風」の要素と掛け合わせた、Floatさん独自のシートを使って、自分の本音や必要としているものを探っていきました。

香りの組み合わせを考えるときに使ったのが、こちらのチェックシート。
人のエネルギースポット「チャクラ」のそれぞれの要素にあてはめられていて、チェックを入れていくことで今の自分に必要な要素がわかります。
それぞれの要素について、1つずつ丁寧に説明していただきました。

それぞれのチャクラに対応させたオリジナルブレンドの精油を、お試ししていきます。
牧野さんが、「一番大切にしてほしい」とおっしゃっていたのが、4番の「ハートチャクラ」。
自己受容や、自分・他人への許しをつかさどる部分です。
牧野さんオリジナルのハートチャクラブレンドを嗅いでみると……
他のブレンド以上に、身体の中に入ってくる感じがしました！

こちらは、ベルガモット、ライム、ゆず、ネロリ、ローズ、クラリセージなどのブレンド。
花の精油は人を癒す力が強く、ありのままを受け入れるのにぴったりな香りなんだそうです。
ライム、ベルガモット、柚子など、柑橘系の製油は光毒性（※紫外線を浴びると、肌にダメージを与えてしまう作用）があると言われていますが、逆手にとれば、「自分の中に光をあつめる」性質があるということ。だから、自分の中にすっと入っていく香りだったんですね。

使いたいブレンドが決まったら、基材のオイルを入れてから、精油をたらしていきます。
牧野さんとバランスを相談しながら調合していきます。

完成！自分だけのオリジナルロールオンができあがりました。

「自分の心の声をきちんと聴いてあげて、やりたいときにやりたいことをやる。
そうして自分の心を健康な状態にもっていくことで、周りの人とも良いコミュニケーションがとれます」と、牧野さん。

自分の心の声を聴きながら、心地よい香りを選んで作るロールオンアロマは、日々の暮らしのお守りになりました。

※本文中では撮影のためマスクを外していますが、感染症対策をした上で取材・撮影しております。

特集後編は、Float・牧野さんへのインタビュー！
大山へアトリエをうつしたきっかけ、アイテム制作のことなど、いろいろ伺いました。
後編のページはこちら